【最新】マッチングシステムの開発方法は?必要な機能や費用など徹底解説
- 「マッチングシステムの開発方法が知りたい」
- 「どの程度の費用や規模になるか知りたい」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事では、そんなマッチングシステムの開発についてお悩みを、2年間、開発会社を経営していた経験から説明します。
具体的には、
- マッチングシステムの概要や開発方法
- 必要な機能や費用
- おすすめの開発会社
の順番にご紹介していきます。
7分くらいで読めますし、マッチングシステムについてのよく分かる内容となっておりますので、ぜひ読んでみてください。
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マッチングシステムとは?
マッチングシステムとは、あるものが欲しいユーザーと、そのものを売りたいユーザー同士を管理してマッチングさせるシステムのことです。
一般的に、需要と供給を結びつけることを目的として開発されます。
マッチングするユーザーについては、以下のとおりです。
- 個人と個人
- 法人と個人
- 法人と法人
就活サイトのように法人や個人をつないだり、BtoBのように法人と法人をつなぐなど、構築するサービスによってマッチング対象が変わります。
マッチングシステムに必要な機能
基本的な機能としては、下記のようなものになります。
- 双方のユーザの会員登録機能
- ログイン、ログアウト機能
- 検索機能
- 申し込み機能
- 受発注管理機能
- ユーザー管理機能
- メール通知機能
- 利用規約などの静的ページ
- 運用者管理画面
そこから開発したいサービスの内容で、検索機能、並び替え機能、メッセージ送受信機能、ポイント付与機能、決済機能、SNSとの連携機能などが必要となる場面もあります。
また、受注者側、発注者側でのマイページに加え、社内用管理画面が必要になります。
上記の機能は最低限必要な機能をまとめたもので、構築するマッチングシステムにあわせて、より細かい機能はたくさんあります。
マッチングシステム開発にかかる費用
マッチングシステムは、構築したい内容によって必要な機能が大幅に変わるため、費用も増減する開発です。
ですが、一般的な目安としては1000万円から1500万円程度になることが多いです。
また、クレジットカードによる決済機能やメッセージ機能を導入する場合には、高額な費用がかかると考えておいた方がよいでしょう。
なぜなら、決済機能はセキュリティ上の問題もあり二重三重のテストが必要となるからです。
また、メッセージ機能についても、リアルタイムの場合はサーバーの負荷がかかるため、調整にコストがかかることになります。
さらに、個人情報を取り扱う場合や決済機能を導入する場合、保護の観点からSSL(決済する人の個人情報をネット上で保護するための仕組みのようなものです。)の契約が必須です。
これらは開発会社に保守運用という形で契約するのが一般的で、年間3万~20万程度の維持費が必要です。
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- ミニマム要件でサービスを作りたい
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マッチングシステム開発の進め方
システム開発の進め方は、以下の4つに分けられたプロセスを踏みます。
- ①面談・発注確定
- ②要件定義
- ③開発実施
- ④動作検証と効果検証
なかでも、発注の確定から要件定義までは非常に丁寧に進めるべきポイントです。
それでは、それぞれについてわかりやすくご説明いたします。
面談・発注確定
まずは、開発会社に欲しいシステムの詳細や希望金額を伝えます。
希望する金額を元に、開発会社がシステムの開発ロードマップや内容を決定し提案をするためです。
そして、開発対象が確定したあと、さらに詳細な見積もりを開発会社に提出してもらいます。
いくつかの会社から見積書を取り、要望について双方で確認を取れましたら、契約の締結となります。
ここからは、主な業務を開発会社が行い、正式に発注する形となります。
要件定義
発注の確定後は、今度は要件定義へと移ります。
要件定義とは、依頼する側とシステム開発側とで、
- 開発するシステムにどんな要素を盛り込みたいか
- どんな機能が最低限必要かどうか
などの話し合いを行い、システムに必要なものを決定することです。
たとえば、マッチングシステムを作るなら、システム内からさらに絞り込んだシステム開発の条件に基づいて、より詳細な予算や人員、期間を具体的に計画していきます。
何をすると、どのような処理がおこなわれて、最終的に目指す『ゴール』はどうなるのかといったように、内容を細かく決めていくわけです。
開発実施
具体的なシステムの内容が決まったら、今度はシステムの開発を実施します。
システムの開発とは主に、外部設計と内部設計の順で進めていきます。
それぞれ、イメージしやすくするために例を挙げながらご紹介していくので参考にしてください。
外部設計
外部設計とは、一般的に業務の画面移行、データベース入出力画面などのシステムの外見的な見た目を設計することです。
わかりやすくすると、ユーザー側から見て本当に使いやすいシステムなのかどうかを設計するイメージです。
たとえば、以下のような例に挙げた機能を設計していくことになります。
- ログイン機能:アプリを開くたびに再度ログインが必要なのか、ログイン状態を継続したいのか
- 検索機能:どんな項目であればよりマッチングがしやすいか
- 決済の方法:クレジット決済、銀行決済、コンビニ決済のどれに対応するのか
開発者側と依頼側で外部設計したものが、実際にプログラムとして作ることができるかどうかもふまえて打ち合わせを行います。
この外部設計の内容の決定は、開発したシステムが実際に使う人にとって使いやすいかどうかの大事なプロセスになります。
依頼者とシステム会社でしっかりと打ち合わせをして、開発して欲しいものと開発してもらったものに相違が出ないよう、すりあわせをしっかりとおこなう必要があります。
内部設計
次に、内部設計とは、プログラミングの設計です。
内部設計は基本的にシステム開発会社が考える、プログラミングの専門家にお任せして進める部分です。
たとえば、以下のような内容を細かく決めて実装していきます。
- 1つのアクションに対してどのようなプロセスで処理するのか
- 外部設計で実装した内容を内部でどう処理するのか
- システム内にあるデータをどう扱って処理するのか
上記の例は、わかりやすく出した内容であり、実際には外部設計や追加する機能によって大きく変わります。
そして、外部設計はユーザー側からの視点でシステム開発を行いますが、内部設計においてはプログラムの設計など、開発者側からの視点でおこないます。
バグや不具合が発生していないか、本当に必要な処理なのかまでプロが丁寧に確認しながら進めるため、不明な点まで答えてもらえるようなシステム開発会社に依頼すると、スムーズに進められるでしょう。
こうして外部設計・内部設計まで完了すると、動作や効果の検証に移行します。
動作検証・効果検証
開発会社が開発したシステムについて、依頼者側で動作の検証を行います。
動作の検証は、大きく分けて以下の3つをおこなう必要があります。
- 単体(ユニット)テスト
- 結合テスト
- 性能テスト
最初に行う検証は『単体(ユニット)テスト』です。
これは、実際に作成したプログラムの1つひとつが、最初の要件定義で求められている基準を満たしているかを確認します。
たとえば、個人情報の記入フォームにて、入力した生年月日が正確に表示されるかといったことです。
単体テストでは、プログラミングの対象単位、いわゆるモジュールごとに動作の検証をおこなうことになるでしょう。
次に行う検証は『結合テスト』です。
これは、複数のプログラムを組み合わせた状態で、それらが正常に機能するかを検証するものです。
各モジュールを結合する形で確認をし、たとえば前のページにて入力した内容が、クリックした確認ページにて、的確に反映されているか確認するといったテストをします。
記入した内容がデータの受け渡しなどの際に、プログラム同士が正常に連携するかを確認することになるでしょう。
最後に、『性能テスト』を行います。
結合テストにて問題がなければ最終的に、運用に耐えうる性能を発揮できるかどうかを検証します。
システムの運用する環境下において、開発したシステムにエラーやバグがないかなどを確認するためです。
たとえば、サイトに多くのアクセスが発生した際に、サイト自体がフリーズしないかなどの耐久性の確認や、処理速度が一定速度以下にならないかといったことを確認することになるでしょう。
今までのテストと比較すると、ユーザーが使いやすいかどうかを決定する、非常に実用性に重点を置いたものとなります。
こうした3つの動作・効果の検証が終わり、正常に動作していることが確認できれば開発の完了です。
マッチングシステム開発会社の選定方法
それでは、システム開発業者の選び方について、以下2つのポイントをふまえて説明します。
- マッチングシステムが得意な企業か
- 自社開発の割合は高いか
適切なシステム開発会社に依頼し、目的のマッチングシステムを構築するために重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
1. マッチングシステムが得意な企業か
自分の作りたいシステムと、開発業者の得意な分野を比較して、得意分野である企業を見極めることが大切です。
なぜなら、マッチングシステムを作成できるシステム開発会社は数多くあるため、経験や知見が豊富なところを見つけることで目的を達成しやすくなるからです。
たとえば、自分が作りたいものが、
- Amazonのような『BtoC』サイトなのか
- アイミツのような『BtoB』サイトなのか
- メルカリのような『CtoC』サイトなのか
によって、ユーザーの数やサイトのデザインも大きく変わってきます。
そして、依頼するシステム開発会社もそれぞれが得意とする領域が違うため、実績を比較して依頼しなければなりません。
なかには、システム開発後の保守管理を請け負ってくれる会社もあったりと、サービスは千差万別です。
そのため、マッチングシステムが得意な企業かを見極め、目的が達成できるように動く必要があるわけです。
2. 自社開発の割合は高いか
2つ目のポイントは、システム開発業者の選ぶ際に、自社開発と委託開発の割合について確認するべきという点です。
システム開発業者は、受注やその管理は自社で行うだけで、開発業務を他の企業に外注する業者もあれば、外部への発注と自社での開発の両方をおこなっている場合もあります。
また、すべての開発を委託しないでその会社だけで行っている場合もあるなど千差万別です。
自社開発の比率が高いと、常に技術を高めなければ自社開発ができないため、技術力の高いプログラマーが在籍していることが多いです。
また、直接やり取りできるため、コミュニケーションのロスが非常に少なく、何かトラブルが起こった場合でもすぐに対応するという利点があります。
ただし、品質が高くなる代わりにコストがかかるというデメリットもあります。
一方で、開発業務を外注している割合の多い会社に依頼した場合、技術力がどうしても低かったり、中間に人が多数関わるため、コミュニケーションが開発者まで伝わりにくいといったデメリットがあります。
開発業者を選ぶ際は、どの程度のレベルのエンジニアを抱えているか調査の上で的確な会社を選んでください。
マッチングシステムのおすすめ企業
ここでは、マッチングシステムを実際に開発している会社で、特に実績や技術力がある会社を紹介いたします。
- NOVEL株式会社
- 株式会社スピンアウト
- 株式会社エムズ
- 株式会社ロボラボ
それぞれ参考にして、ぜひマッチングシステムの開発に動き出しましょう。
NOVEL株式会社
僭越ながら弊社をご紹介させていただきます。
NOVELは、マッチングサイト開発を専業としている制作会社です。
30件以上の実績があり、業界で最も多くマッチングサイトを開発している会社になります。
1000万PV以上のマッチングサイト構築実績のあるエンジニアにより、事業戦略から考えた最適なサイト作りをご提案しております。
無料でご相談をお受けできますので、お気軽に問い合わせください。
株式会社スピンアウト
株式会社スピンアウトは、物の価値を登録者で決定するサイト「査定の達人」や、ホテル・民泊の予約サイト「origami」などのマッチングシステムに携わっている会社で、その特徴は、デザイン性の高さです。
というのも、スピンアウトは開発業務を委託しているだけでなく、自社サイトの運営も行っており、ユーザーの使いやすさを考慮したノウハウがあることに加えて、ホームページ制作の実績も豊富であるため、デザインを考えることに長けています。
株式会社エムズ
株式会社エムズは、Webサイトの構築、運用、アプリ開発をおこなっています。
実績としては、歯科医院ポータルサイト「seeker」や、弁護士、法律事務所探しの「弁護士ナビ」、カットモデル探しの「modeca」などがあります。
20年以上Web業界の実績を積み上げています。豊富な実績から構築・運用に関する膨大なノウハウを保有しています。
株式会社ロボラボ
株式会社ロボラボは、システム開発やコンサルティングを中心に、インターネットサービス事業を行っている会社で、マッチングシステムの構築に強みがあります。
自社でもマッチングシステムに特化したメディアを運営しているようです。
TechUnit(テックユニット)は、技術コンサルティングと専属エンジニアチームの構築を行うサービスです。
下記に当てはまる方はお気軽にご相談ください。
- ✔ エンジニアが退職してしまった
- ✔ 開発が進まない
- ✔ すぐにエンジニアを増やしたい
- ✔ 今依頼している開発会社に不満がある
費用が発生しないご相談の段階で、「ソースコード解析」「要件定義」に関与し、プロジェクト毎に最適なチームをご提案しております。
プランに応じて柔軟な開発体制を構築いたします。もちろん、開発状況に応じたメンバーの増減も可能です。
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まとめ:マッチングシステムを委託するなら優秀なエンジニアへ
マッチングシステムを委託するなら、月額制アジャイル開発がベストです。
優秀なエンジニアの場合、高い技術力を持っており、数多くの案件を請け負っているため、見積もりも正確に算出することが可能です。
システム開発の失敗は、見積もりの曖昧さで生じるものもあります。
質の高いシステムが完成する一方で、想定していた予算を大幅に超えてしまこともあるので、優秀なエンジニアを選ぶことでそういった事態を防ぐことができます。
また、実装経験が豊富であるケースが多く、きれいなコードで書いて開発をしてもらえることもメリットです。
ソースコードは裏側の部分になるので、あまり気にされない方も多いのですが、大変重要です。
理由としては、ソースコードが汚いと後任のエンジニアによる改修コストが非常にかかってしまい、不必要なコストを払うことになる可能性もあるためです。
弊社の月額制プロダクト開発には、以下3つの特徴があります。
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ぜひ発注の際にご参考にしていただけたら幸いです。